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サーファーなのに、なんでSFJに入ってないの????

第3回『白渚海岸を語る会』

SFJ会員 大串 剛史(ぐっしー)

日時 平成13年3月10日 午後1時30分〜

場所 和田町コミュニティーセンター3Fホール

第1回『白渚海岸を語る会』は、平成12年8月24日、第2回目は、平成12年10月28日に、和田町役場の呼びかけで開催された。今回は、3回目の『白渚海岸を語る会』である。多数の参加者による討論会が開催された。和田町外在住という立場ながら、私は利用者という立場で、今回も参加させていただきました。

議長団

議長:清野聡子さん(東京大学)、上田真寿夫さん(SFJ事務局)、宇多 高明さん(建設省)、芹沢 真澄さん(建設コンサルタント)

参加者

白渚区在住の方々、和田の小中学校の父兄、土木関連者、町役場の方々、和田町議員、つり人、サーファーなど
やはり、過疎の町ということか高齢者がめだつ、、、

参加者の人達 コミュニティセンター3Fから見たJ's前付近

このような色々な関係者が工事前に同じテーブルに立ったということは。全国で1、2番目、当然千葉でははじめての試み。海岸法の改正ということが大きく影響している。この海岸法によって、今までのような工事のスタイルではなく、地域の人々が参加でき本当の意味で数十年先も考えた海岸工事が行えるるような法律に変わった。一応法律として多くの人の意見を聞くという方向に変わった。

しかしながら、全ての人に満足できる工事というものを作り上げて行くことの難しさが、よりいっそうクローズアップされてきた

はじめに、和田町役場黒川助役より挨拶があり、昨年の越波の被害について説明があった。
#本当に和田町の方々の勇気と努力に感謝したいと思うばかりです。

議長より、『今後訪れる海からの波をどのようにするか?ということを中心にして考えて行く。 夏が近くなって台風の影響がどのようになるか不安な人達がいると思うのでどうするのかを中心に詰めて行く』という説明から、会議が開始された。

私は、後ろの方でパソコンとデジカメを片手に議事内容を聞いていました。隣では、和田町の方々が、『今回で、工事の内容が決まるんだって!』とひそひそ話しをしているのを聞いて、少し驚いてしまった。話を聞いてみると、地元新聞では、『会議は、今回が最終回』という発表があったようだ。

実は、今日がワカメなどの海草の解禁日であったので、実際に白渚で漁をしている漁師の皆さんは会議どころではなかったようで、参加者に漁師さんほとんどいなかったようでしたが、漁協の方はいらっしゃったようでした。様様な参加者がいるなかで、意見をまとめるという作業の大変さ、日程調整の難しさというものが露呈した。

建設コンサルタントの芹沢さんからの説明

台風3号の画像からどのような、消波対策を行うことが可能 か計算を行った。

・嵩上げなしの場合、1年に1回越波がある。

・1Mあげると、3年に1回

・1.5Mの場合、8年に1回。

嵩上げは、護岸法線上と、後退型の2種類があるということだ。

今の法律では30年に1回の波にも守るという前提で防災工事が行われている。

30年ものに対応するには、

・更に嵩上げ(3M)

・緩傾斜護岸を撤去し嵩上げ(2M)、

・離岸堤、 人工リーフの投入

という3つのパターンの説明があった。ただし、離岸堤、 人工リーフの投入は、後ろに砂がたまるので、回りから砂が持ってこられて、 侵食が行われることが考えられるが、あらかじめ砂をどこかから投入しておけば、他の場所では侵食が行われないという説明があった。

宇多さんからの補足説明として、海岸法の説明をし、法律の改正により、何かを犠牲にするこがありえるので、議長団として、おすすめがこれ!ということは言えない。ということの説明があった。

しかし、これらの説明を聞いて???と思ってしまった。緩傾斜護岸を行うことによって、30年ものに対処するには、3M必要で、もしなければ、2Mですむということだ! これはあきらかに、おかしい!!!!じゃぁ何のための護岸なの?という気がしました。緩傾斜護岸にすることによって、防災面ではマイナスになっている。じゃぁ、利用や親水性が目的か?と考えると、海に面した緩傾斜護岸には、ヌルヌルとした海草類が付着して、とても危険な状態である。 よっぽど昔の直立護岸+浜までの階段の方が利用や親水性が高いと思うのは私だけではないと思う。もし、ヌルヌルを取るために薬品処理を行うのであれば、まさにそれは環境汚染の原因にもなる。

また、7月から台風シーズンがやってくるので、そろそろ仕切らないといけない。台風はまってくれない。という説明もあった。

新聞報道はおそらくこの言葉からきているのだろうとすぐに直感できた。

鴨川土木事務所の吉田さんから説明で、『後退型で1M嵩上げで、更に、海については一律で今までの提案であった、人工リーフというわけではなく、一部リーフを入れる。』という提案があった。


現在の白渚海岸の状況(2001.3.10現在)


今までの工事案の図面(1999年)

 

これは、人工リーフが入るとしても、いままでの巨大な4つの人工リーフではなく、天然のリーフをそのまま生かして、小さなリーフを2つ投入するというものであった。

この図面を見たとき、私は、『あぁ!ついに人工リーフが入ってしまうのか!どうしても海に、このような構造物を入れなければならないのか!』と思ってしまった。 またこの図面を見てサーファーの私が直感したことは、たとえ小さい人工リーフであっても、その後ろには必ず砂がたまり、隣にある天然のリーフにも砂がかぶり、天然リーフに付着している、ワカメや、ヒジキに影響するだろう。おまけに、一番右の人工リーフは、私達のサーフポイントのちょうど真上である。

思わず、私は、そのことについて、土木事務所の吉田さんに、質問をしてしまった。

吉田さんは、なんとも言えないような顔をされていて、回答は芹沢さんから「砂はリーフにたまるだろう」と説明があった。

なぜ、嵩上げだけとりあえずやって、次の防災対策については、その後考えるということが出来ないのか?疑問に思った。会場からは同様の質問があった。

その答えは、『国の政策上、最終プランが無いまま、工事を着工を許可することが出来ない!』ということであった。つまり、目の前にある、問題を解決するために、早急に行う必要のある、嵩上げ工事が、最終型の人工リーフの青写真が無いと出来ない!なんて、、、これは、国の補助工事の制度の問題である。だれがこのような法律や制度にしたのか?海岸利用、環境、防災を考えた沿岸法のはずなのに、それを実行するために将来構想が無いと工事がダメ!なんて!明らかにこれは、制度の欠陥である。本当に国民のことを考えてこれらの制度を作っているのか疑問に思う。

また、『砂がたまることによって、磯が壊れるというのであれば、完全に、たまる前に砂を戻す!』ということが公共工事で出来ないのか?という質問もあった。実はこれを専門用語で、『サンドバイパス』というそうで、『サンドバイパスなど、無限に続くようなものは、現在の法律では財政上問題あると言うことで不可能。』 という回答があった。

やはり、これも制度の問題である。

もし、公共工事を行うことによって、地域が潤うので工事を行う必要があり、いろいろ、ごまかしながら海をいじる必要があるのであれば、どうどうとそのような工事ができるように、制度を変更したがかえって良いのではないか?と思ってしまった。

後で、白渚海岸にある渚ドライブインで、清野さんから

この図面はかなり全ての環境保護活動を行っている人達において、とっても衝撃的な図面なのですよ。と説明を受けた。つまり県は、ついに今までの工事プランが間違えであったということを記したことであり、このようなことは今までの公共工事において、まだ見えていない影響を考えて図面を変更したということは、その他の環境問題でゆれている地域においても、大きな前進というだけでなく、光が見えた!ということなんですよ。説明をしていただいた。

これは、影響が出てからあわてて調査を開始した諫早湾とは大きな違いである。今回の公共工事は国の補助をうけて行われる工事である。つまり国においても、もしこの変更図面を許可するのであれば、今までの工事について国も間違いであったと認めることなのである。

その裏には、色々とネゴシエーションを行ってくださった沢山の人達や、鴨川土木事務所の皆さんが出した図面を、本当にRespect!する必要がある。

最後のほうで、『まだまだ問題あるようなので、もっと検討する必要がある!が、このような会は次にいつおこなわれるかわからないが、最終的な図面については皆さんに公開します。』という説明があった。

今度は、私達サーファーや、漁師などの海の利用者が鴨川土木事務所から、出てくる図面を待ってから問題点を指摘するのではなく、実際に歩み寄ってゴールを目指す方向に行くしか、もう残された手はないと思う。

大阪からわざわざきてくださったSFJ会員の横内さんは下記のようにおっしゃっていました。

第3回『白渚海岸を語る会』 メッセージ
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送信者:SFJ関西メンバーの横内さん
Subject:第3回『白渚海岸を語る会』
日付: Date: Wed, 14 Mar 2001 01:15:35 +0900

第3回『白渚海岸を語る会』に参加して、白渚の問題は以下の点について驚きがありました。

一、千葉県が過去の計画図面を変更したこと(大事件!)

二、問題についてはホームページなどを読んでいるだけでは内容がほとんど理解できない。行って実際に参加して、はじめて理解できた。

三、SFJ事務局やSFJ理事及び海岸コンサルタントの皆様の真摯な努力、特にサーフィンをしたことのない清野さん、建設省の宇多さん、海岸コンサルタント芹沢さん、千葉県鴨川土木の皆様がいかにサーファーのために御自身の労力や時間や気力を費やしていてくれているのかをはじめて深く理解できました。

それに比べ、肝心のサーファーがいまいち食い付いていけないのは非常に悲しいです。本当のサーファーであれば、 皆様の熱い思いに触発されるものがあると思うのですが...

しかし、私のような和田町に住んでいない者は、呼ばれてすぐに行くことが出来ません。また平日、仕事を持っているので平日呼ばれても行くことができない。

地元の人達をもっともっと応援するしかない。これらの活動を専任で出来る人を作るしかないのです。

そのために、SFJがもっともっと沢山の人から支援されて、有償スタッフを抱えるほどにならなくてはいけないと思います。

後日和田ローカルの中台さんの家にお邪魔して、一緒に和田浦Pに入りました。 夜は、いろいろ、白渚の件で細かいことききましたが、 サーファーの愚行?を聞いていくうちに、 なんか悲しくなってきました。

  • 地元の人がサーファー邪魔だから、クラクション 鳴らしたら車を、けられたとか、、、
  • 狭い生活道路や、防風林脇に平気で違法駐車するとか、、、

防風林の脇に車とめると木は根っこが弱いからそこから どんどん木が枯れていく。それを注意したら、逆に交通の じゃまになっていないだろ!と凄まれたとか、、、

  • 近くに駐車場(トイレ)のない、防風林の中は、ティッシュと ウンコまみれ。
  • ビーチクリーンの呼びかけを、海にいるサーファー達に、 拡声器使ってやったけど、誰も参加してくれなかった! なんていうのもあったそうです。
  • 有料駐車場にお金を払わずに車を止めていく。
  • 駐車場にタバコ、コンビニ袋などのゴミを捨てて行く。
  • 私も気がつかなかったのですが、道路の脇でお湯を かぶったら、夜に、その水が凍って、道路を通行する人が 転んで怪我をするとか、、、

そういう文句がローカルサーファー達に集中しているそうです。

だんだん、なんでこいつらのためにイロイロ運動やらないけないんだ?ビジターが来なくなるなら、人工リーフ はいってもいいか?って一部のローカル達は、思いはじめているようです。

これは絶対マズイです!

このような迷惑行為を無くすか、そのままにしておくか、あなたが地元住民だったらどういう方法をとりますか?

こういうことがなくなって、やっとサーフポイント保全のテーブルに付けるのですが、さて、次にサーフィンに行った時に、こういう連中を見かけたら、あなたならどうします???

なおビーチクリーンは、毎月第1日曜日白渚海岸S&S前10:00集合となっています。

サーフポイントを守りたいと思う皆さんゼヒ参加してください。

何もしなければ、何も変わらない。何も言わなければ、誰にもわからない。

もう後はない。

 


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